三次方程式の解の公式
※この記事は表示に時間がかかる場合があります。
結論
わたしのかんがえたさいきょうの
唐突な書き出しでゴメンナサイ。「自己流で解の公式を求めてみた」というお題にて書いていたところ、ひたすら数式がならぶだけの超ツマンナイ記事になってしまったため、論文アレルギーの方への配慮で結論から先に書かせて頂きました。
とゆーわけで、ここから先は「数式ウェルカム♡」という物好きさんだけどうぞ!
解の公式の一般形予想
元次方程式の 番目の解を表す解の公式の一般形を、 個の解の対称性により\begin{align}x=\sum_{m=-\infty}^{\infty}s'_m\left(e^{2i\pi\cdot\frac{N}{n}}\right)^m\end{align}と予想しました。これは原始乗根の無限級数和をイメージしたもので、\begin{align}\tag{S}\label{S}x=\sum_{m=0}^{n-1}s_m\cdot e^{2i\pi\cdot\frac{mN}{n}}\end{align}へと集約することが可能です。ここで、元次方程式の一般形\begin{align}\sum_{p=0}^na_px^{n-p}=0 (a_0\neq0)\end{align}の両辺をで割った\begin{align}\sum_{p=0}^n\frac{a_p}{a_0}x^{n-p}=0\end{align}を で置換すると()\begin{align}\tag{1}\label{1}\sum_{p=0}^nA_px^{n-p}=0\end{align}になるため、を解に持つ\begin{align}\tag{2}\label{2}\prod_{N=0}^{n-1}\left(x-\sum_{m=0}^{n-1}s_m\cdot e^{2i\pi\cdot\frac{mN}{n}}\right)=0\end{align}を展開し、 と の係数比較で各 を で表すことにします。
※ちなみにこの予想を立てた当初はまだ の原始乗根と指数関数の等式を見出しておらず、
※ ではなく独自に創作した を用いていました。
の場合( 次方程式)
、より
、より
の解の公式は
の場合( 次方程式)
、より
、、より
の解の公式は
の場合( 次方程式)
便宜上、 の原始乗根を と表記します。
、より
ここで、 と を解に持つ二次方程式を考えます。
より
、を代入
と は と をそれぞれ三乗して得たものですので、 の三乗根の主値より
とすることができます。(冪根の対称性により、 と は逆でも構いません。)
、、、より任意の整数 を用いて
の解の公式は
、 として書き改めて
の場合( 次方程式)
、より
,, とおき、
を の 次方程式とみなして を求め、
[ だったら]
と を解とする 次方程式から と を導出します。
[ だったら]
ですので、 と を解に持つ 次方程式から と を導出します。
あとは当て嵌めるだけで完成なのですが…
(この余白はそれを書くには狭すぎる)